大は小を兼ねない
「大は小を兼ねる」こんなことわざがある。
家や車で例えれば、7人乗りのミニバンには大人4人が乗っても余裕だし、4LDKの戸建てに家族3人で住めば広々と使えるだろう。
こういった考え方がかつての日本では主流だったと思う。
しかし今の日本ではどうだろう。
家も車も、広さに余裕があれば人が増えても収容できる余裕がある。
反面、管理にかかる手間や費用といったコストは各段に大きくなる。
1世帯あたりの人口が減り、共働き世帯が主流となった今日。
物理的な大きさによる余裕と、管理のコストを天秤にかけたとき、必ずしも「大きい方が絶対的に良い」とはいえない場面も多いのではないだろうか。
「サイズダウン」こそが、これからの日本社会で重要になるだろう。
僕の経験上、コンパクトな暮らしの方が実は快適だと思っている。
そこについては、また改めて詳しく書こうと思う。
要するに一言でまとめると「大は小を兼ねない」ということである。
「そういう考えもあるんだ」と、頭の片隅に留めてもらえたら嬉しい。