「嫌われたくない」より「愛されたい」
人から嫌われたくない。
人間なら誰しもそう思うことがあるだろう。
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幼少期の僕は集団に馴染めず、仲間外れにされたり意地悪をされることが多かった。
そういった経験から次第に「人から嫌われたくない」「人から嫌われることをしないように気をつけよう」という気持ちが強くなった。
嫌われないよう心がけていた僕は、次第に仲間外れにされたり意地悪をされることが少なくなった。
しかしその一方で、人から注目されることが少なくなり、人間関係も希薄になったように感じた。
僕はなんて地味でつまらない人間なんだろう。そう思った。
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「嫌われる行動をしない」というのは「マイナスの要素を減らす」動きだ。
しかし価値観は人によって多種多様で、どんなに「嫌われない努力」をしたところでウマが合わない人はいる。
つまりマイナスを0に近づけることはできても、完全に0にすることはできない。
また、マイナスを減らしていくとニュートラルには近づくものの、それだけではプラスにはならない。
そしてニュートラルに近づくということは、人から注目されなくなるということでもある。
そもそも「人から嫌われたくない」の裏には本来、「人から愛されたい」という気持ちがあったはずだ。
「人から愛される行動をする」という「プラスを増やす」動きが必要ではないだろうか。
やはり「〇〇をしたら嫌われるかもしれない」というネガティブな動機より、「〇〇をしたら喜んでもらえるかもしれない」というポジティブな動機で動く方が楽しい。
そしてマイナスの要素を0にすることはできなくても、プラスの要素で埋め合わせてお釣りが来れば、きっとその方が良い。
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人から愛される行動を心がけ、周囲の人々から感謝されるような存在になりたい。
そうすれば「僕はなんて地味でつまらない人間なんだろう」という悩みもいつの間にかなくなっているかもしれない。
人から愛される人になる。
僕は、そう心に誓った。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
明日もまた更新するので、よければお付き合いください。