ひやむのブログ

徒然なるままに書きます。

「ナゲット割って父ちゃん」から考える日本語の耳

おはようございます。

 

ヒヤムタケントです。

 

 

ブログ毎日更新29日目です。本日も読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

ナゲット割って父ちゃん

 

この不思議なフレーズを聴いたことがあるだろうか。

 

 

 

深夜番組「タモリ倶楽部」の1コーナー「空耳アワー」の中で紹介されたものである。

 

空耳アワーとは、空耳で日本語に聞こえる洋楽を紹介するコーナーだ。

 

「ナゲット割って父ちゃん」も本当は洋楽の歌詞だ。

 

ここに転載するのは控えておくが「ナゲット割って父ちゃん」と検索すれば動画が出てくる。

 

 

 

https://youtu.be/bWXazVhlyxQ

こちらが原曲。1:30〜2:00が「ナゲット割って父ちゃん」を連呼しているように聞こえる。

 

これはアメリカのバンド「Rage Against The Machine」の「Killing In the Name」という曲だ。

 

「ナゲット割って父ちゃん」と聞こえる箇所は「Now you do what they told ya」という英語の歌詞だ。

 

 

 

この曲、実は権力へのアンチテーゼだ。

 

「Now you do what they told ya」は「権力者に言われた事は悪い事でも平気で行う」といったメッセージ性の強い歌詞だ。

 

そんなメッセージ性の強い歌詞だが「ナゲット割って父ちゃん」というワードが頭にある状態で聞くと、不思議と「ナゲット割って父ちゃん」に聞こえてしまうのである。

 

 

 

これは、私たちが完全に日本語の耳になっているということだと思う。

 

この歌詞は本来は「Now you do what they told ya」という英語で、「ナゲット割って父ちゃん」という日本語はあくまで無理やりあてたものだ。

 

それでも日本語を母国語とする私たちには「ナゲット割って父ちゃん」が先に入ってきてしまう。

 

 

 

日本語の耳を持つ私たちには、犬は「ワン」猫は「ニャー」と鳴いているように聞こえる。

 

日本語にLとRの発音の区別はないので、日本人は英語のLとRの区別が苦手だ。

 

日本人が英語のリスニングが苦手と言われるのも、やはり日本語の耳を持っているからだろう。

 

 

 

私たちは日本語の耳を通して世界の音を聞いているのだ。

 

そして日本で生まれ育ったら、日本語の耳は一生なくならない。

 

 

 

では、日本語の耳を持った私たちが英語を聞き取れるようになりたいと思ったらどうしたら良いのか。

 

それはやはり、「日本語の耳」の他に「英語の耳」も育てることだろう。

 

 

 

「ナゲット割って父ちゃん」より「Now you do what they told ya」が先に聞こえるようになったら、英語の耳が少し育ったということなのかもしれない。

 

 

 

 

 

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

よければ明日もお付き合いください。

 

 

 

ヒヤムタケント