君は冷牟田さんに会ったことがあるだろうか
「冷牟田」
みなさんはこの名字の人に出会ったことがあるだろうか。
おそらく大半の人はNOだと思う。
僕自身も、親戚以外で冷牟田さんに会ったことはない。
「ヒヤムタ」といえば「どんな字を書くんですか」と聞かれる。
「冷牟田」と書けば「なんと読むんですか」と聞かれる。
印鑑屋に行っても「冷牟田」は置いていない。
珍しい苗字ならではのあるあるは挙げ始めるとキリがない。
もっとも僕は、20年以上この名を名乗っているのでこういったことは日常茶飯事だ。
ところで僕は「友達の友達」など会ったことのない人から「冷牟田っていう珍しい名前の人がいる」と名前を認知されていることがある。
名前だけを認知されていた人と実際に会うと「あー、あの冷牟田さん!」などと言われて驚くことがある。
これも昔は驚いていたが最近では慣れてしまった。
しかし、このパターンで初めて会った人からちょっと意外な言葉が出てきたことがある。
「ヒヤムタさん、日本人の方なんですか?外国の方だと思ってました!」
こう言われたのだ。これは予想外だった。
確かに、顔を見たこともなく「冷牟田」という漢字も知らなければ、「ヒヤムタ」が外国人だと思う人がいても不思議ではない。
それくらい「ヒヤムタ」は日本人にとって馴染みのない名字なのだ。
今回は「冷牟田」という名字ゆえの不便な点や珍しい体験を話した。
しかしこの名字ゆえの良かったことも実はたくさんあるので、また今度話そうと思う。